日々旁午

2018


■7月6日(金)から9日(月)にかけての大雨特別警報下、被災された方々のご無事を祈念いたします。と同時に、亡くなられた多くの方のご冥福をお祈りいたします。
 その期間中の6日の金曜朝、私は大阪を出発し、すでに神戸ジャンクションは大雨のため通行できず、2号線で広島を目指しておりました。広島県教員採用試験対策および島根県教員採用試験対策の講義のためです。集中豪雨でところどころ冠水状態の2号線を西下、金曜日から土曜日に変わる深夜、東広島の重要な橋が落ち、2号線は閉塞しました。1ミリも動かない2号線上、私の車は本郷にありました。沼田川沿いです。ここまでで大阪から10時間かかっていました。
 これでは二進も三進もいかないと思い、渋滞を避けるため、本郷駅下のセブンイレブンに避難しました。ここで投宿、浅い眠りのまま、土曜日の朝、パトカーのサイレンで起きました。この事態は渋滞どころの問題ではありませんでした。浸水が進み、多くの避難民がセブンイレブンに集まってきました。まるでごった返しているサービスエリアのような感じです。集まった避難民の人たちと情報交換をしておりました。セブンイレブン周囲の道路状況が、以下の写真です。これは、まだ浸水が進む前の状況です。

 この状態からさらに水位が上がり、どんどん路面が見えなくなっていきます。冠水から水没まで時間がかからない瀬戸際となりました。以下の写真でおわかりかと思います。地元住民の方にいろいろとお話を聞けたのも、このときが最後でした。

 ここはまだ、家の一階部分が水没していませんから大丈夫なほうで、このあとの豪雨によって、床上浸水は必然です。セブンイレブンよりも西の方は、壊滅状態とのことでした。
 土曜日の午前中に、今回の出張先の広島三原在住の先生から改めての避難の指示と細かい連絡をいただきました。そのときにはもう上の路面は30センチ以上の水位です。つまり、車の排気管部分より上ということです。しかし、避難しないとこのまま孤立してしまいます。
 私は先生の誘導を信じ、この「川」を突っ切ろうと決意しました。これはギャンブルです。あかんかったらそのまま車は「川」に停車したまま放置しなければなりません。思いっきりアクセルを踏んで、20メートルくらいを進み切りました。
 孤立しかけのセブンイレブンから脱出し、三原を目指しました。2号線東行きです。西行きは渋滞と冠水でどうにもならないトラックが並んでいます。2号線は沼田川と併走しています。これを上からの写真で示しますと、以下のようになります。

 この写真は土曜のお昼以降でしょうか。手前が沼田川、道路に小さな四角形が点々と並んでいるのがわかると思います。これがトラックです。つまり2号線はトラックで埋め尽くされているわけです。そしてその行列は東広島までつづいています。およそ50kmです。私はおそらく上の写真の左に、橋からつづく交差点がありますが、それを内部に入ったところのセブンイレブンにいたと思われます。おそらくそのように推察します。おわかりのように、写真左が広島、右が三原であり岡山方面です。東行きは車が並んでおりません。これを2号線に私自身が立って写したのが、下の写真です。

 もうギリギリまで沼田川の水位が上がってきています。トラックは避ける道も、避難する場所もなく、2号線上に取り残されているわけです。沼田川は、この後、決壊します。日曜のことでしょうか。私はこの並んでいるトラックと逆方向つまり東行きを走りましたが、その途次、2件の交通事故跡をみました。このような非常事態ですから、ぶつかって前輪のない軽自動車はそのまま置き去りになっていました。警察も人命救助の前には、車の残骸を脇によける時間もなかったのだと推察します。
 2号線西行きは、三原までトラックで埋め尽くされていました。三原市内にはいってすぐに実行したのはガソリンの給油です。補給物資は搬入できないだろうし、ガソリンも底をつくと悟らざるを得ませんでした。
 三原市内に到着し、営業していたのがイオンです。このような状況の中、食糧供給のため、飲料水供給のため営業しておられました。たいへん感謝しています。ここで広島三原在住の先生と落ち合うことができました。それはすなわち、広島の先生も、被災されていることを意味しています。
 右も左もわからず、どうしてよいか、最悪また車中泊しようと考えていたところに、さきほどの電話。先生とイオンで会うことができ、ホッとしました。しかも先生は、自分自身及び妹さんも被災されているにもかかわらず、私のためにビジネスホテルの予約もしておいてくださったのです。感謝の念に堪えません。土曜の晩と日曜の夜22時過ぎまでここに滞在しておりました。
 日曜には三原市内は断水。給水場の設立となりましたが、はじめは市内で3か所でしたでしょうか。水をわけてもらうのに4,5時間かかる場合もあったと聞いています。もちろん日曜はビジネスホテルも貯水槽はカラになり、飲むことができません。事前にコップや湯沸かし器に水を貯めておきました。
 困るのはトイレです。まあ、男はいいですが、女のひとは最悪です。断水ですから、流すこともできません。日曜にはがんばっていたイオンも貯水なく、トイレは使えなくなりました。なお、三原市内の断水は現在でもつづいており、復旧見込みは16日と聞いております。
 金土日と私は米を食べることができず、日曜にビジネスホテル配布のおにぎりを食べて、涙がでそうになりました。
 ツィッターを中心に道路情報を収集し、帰阪の作戦を立てました。それが日曜の午後です。給水時間帯の渋滞は必至、また私など車を動かせば邪魔になると考えて自粛です。19時には被災者への個別給水が終了するということだったので、出発を日曜22時としました。
 このとき、2号線は福山まで走れるとのことで、幸いなことに、福山西インターから大阪まで山陽道が復活している!それでも2号線に冠水や陥没がないかまでわかりません。またギャンブルするつもりでビジネスホテルを出たのが22時半くらいだったかもしれません。2号線のバイバスはすべて通れず、いわゆる旧2号線とでもいうべきでしょうか、それを福山まで走ります。途中の尾道は、これまた地域によっては甚大な被害があったところです。福山はあの3歳の娘さんを亡くされたご家族のいらっしゃる悲しみの地です。
 深夜の2号線と山陽道は、まったく渋滞なく、月曜の深夜午前4時には帰宅することができました。
 本郷での一夜を、忘れることはないでしょう。
 現在でも150名超の死亡者を数えております。この数字はもっと増えるのではないでしょうか。本当に悲しい、甚大な自然災害です。ご冥福をお祈りいたします。
 気象庁の発表を素直に受け入れ避難を迅速にすることが教訓になります。
 被災地のみなさまの生活の正常化を心より祈念するとともに、三原在住の先生の、私への支援に改めてお礼申し上げます。
July 10.2018
■文月の花は、ふうりんそうです。まんまるがかわいい。
July 2,2018
■6月30日から、大分に参りました。あけて7月1日が大分県教員採用試験対策だからです。人生2度目の大分でした。今回も、大分高教組の先生方にはたいへんお世話になりました。会場手配から印刷手配までご迷惑をおかけしました。
 2回の開催でやや拙速の感がありますがお渡しした資料を解説することができました。1次のマーク試験は15日ですから、あと2週間ほど最後のスパートをかけてください。どこがでるか的中させるのは至難の業ですが、お渡しした資料から何問かは出題されるのは必至です。逆にこの精選した資料から出題しなければ、スカスカでしょう。
 なお、高知と大阪ですでに試験が実施されましたので、資料の題のみを挙げれば、
・次期学習指導要領(道徳教育・特別活動)
・幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について
・人権教育の指導方法等の在り方について(第3次とりまとめ)
・障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律
・発達障害を含む障害のある幼児児童生徒に対する教育支援体制整備ガイドライン
・生徒指導提要
・学校における働き方改革に関する緊急対策
・児童生徒の自殺予防に係る取組について(通知)
・第2次学校安全の推進に関する計画について(通知)
 以上が高知の主な出題です。
 大阪では、このほか、
・不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)
・共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進
・人権教育・啓発に関する基本計画
・本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律
・学校防災にための参考資料「生きる力」を育む防災教育の展開
・学校における交流及び共同学習の推進について〜「心のバリアフリーの実現に向けて〜
でした。
 一度、ご自身で資料にあたってみればいかがでしょうか。まだ1次試験が終わっていない、大分、長崎、広島の受験生の方々、是非、調べてみてくださいね。
July 1,2018

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