日々旁午

2007



本日は、兵庫、奈良、愛知、広島の1次通過発表の日ですね。みなさん、いかがでしたでしょうか。ポツポツご連絡いただいています。勉強会参加者にあっては、全員通過ということにはなりませんでした。毎年、100パーセント通過を目指しているのですけど、どうしても、厳しい結果の方もでてまいります。いまのところ、どこの都道府県にせよ、1次通過が叶わなかったのは、4名の方なんです(予想問題解答解説会〔6月24日〕にご参加いただいた方の数は含まれていません)が、ワタクシとしても力不足で申し訳ないです。一緒にずっと、がんばってきたのになぁ。悔しい。
 もう一回、いっしょに勉強しましょう。来年、捲土重来しましょう!
 そら、約80名の勉強会の継続参加者の中で、たった4人やけど、その4人に対しても、ワタクシは、ものすご愛情注ぎつつ一緒に勉強してきたわけ。それだけに、ほんま悔しくてな。中学社会って、難しいな。体育も。商業も。悔しいなぁ。
 その一方で、40代の方が受かったのは、ものすごウレシイ。40代は、最終合格2パーセントやから。ワタクシより年上やん。よかったー
 あ、それから、何度もいいますが、1次通過は「通過」に過ぎないので、浮かれること厳禁です。大阪府でいえば、あと1週間、とにかく「なにか」を勉強することです。「2人に1人は合格する」といったって、あかん「1人」にはいることもあるんだから。気を緩めないで。みなさんの勝負は、ワタクシの勝負なんだから。
(8/10)

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当サイト主催勉強会参加メンバーの、だいたいのところの1次通過率がわかりました。まだご連絡いただいていない方々、通過/不通過に関わらず、ご一報ください。よろしくお願いします。
 さて、エントリーシート添削会について、ご案内いたします。今月22日(水)、25日(土)における勉強会終了後、添削をいたします。各自、エントリーシート記入分を1部、未記入分を3部ほど持参ください。完成版ができるまで、帰れません(笑)。この添削会のみのご参加もOKです。
 ただいま、1次の結果を受けて、勉強会そのものの調整をしております。キャンセル待ちお申し込みのみなさま、今月18日以降にご連絡を差し上げますので、チェックお願いします。
 しかし、今年の大阪府採用試験も理不尽な通過結果となっているようです。当サイトをご覧のみなさまの中にも、なんともいえない気持ちの方、憤懣やるかたなしの方、様々だと思います。当勉強会参加者の中にも、とりわけ中高では、34/40あってダメだった方がいらっしゃいます。府の採用基準がどこにあるのか、ワタクシとしましても、疑問符がつきます。この10年、採用試験とともに歩んできたワタクシにおきましても、昨年、今年と明確な基準が一向にわかりません。ただ、ここでは書けませんが、「こういうことではないか」ということは、なんとなくわかるようになりました。
 厳しい結果であった方々、右欄上の「なると」や「同じ星」を一読ください。
(8/9)

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きょうは、お墓参りにいってくる。昨年、一昨年とご先祖さまにはお世話になったから。苦しいときのご先祖頼りでは、怒られちゃいますからね。奈良までいくのは久しぶり。単車で行こうと思ったけれど、ちょいやめ。実家の車で行くことに。車はいいね、クーラーがついてるし、ゆったりできるから。ただ、渋滞がなによりも嫌いなワタクシ、イライラしないか心配。西名阪よ、混むなよ〜
 みなさまの1次通過も、お願いしてきます。
 本日から、朝7時30分に、無料のメールマガジンを20日頃まで配信します。昔に実施した討集団論の模様再現の文章ですけど、なにか発見があることを期待してます。
 お申し込みは、このページの右欄を下へスクロール。無料です。「ミニまぐ」ですので、携帯アドレスで登録してくださいね。
(8/8)

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先週は、当サイト主催の水曜会、第132、133回勉強会に多数ご参加いただき、ありがとうございました。報告が遅れて申し訳ありません。エクスキューズいたしますと、個票の添削等、すぐ着手しなければならない用件があったからです。個票や大阪500字作文などは、みなさまとしましても、すぐに返信した方が見直しできますし、そちらを優先させていただきました。
 さて、この時期、やはり個人面接のご希望が多く、各開催日におきまして、8名、7名と個人面接の実施を中心に、集団討論を従として行ないました。討論のテーマは、「東京ディズニーランドで集団万引きがありましたが、わたしたち教員はどのように『やってはいけないこと』を指導していけばいいでしょうか、議論してください」と「健康はなによりも大切です。児童生徒の身体と心の成長において、どのような計画をもって学校は指導するべきでしょうか、議論してください」といたしました。
 先週3回の開催におきまして、共通して議論しましたのは、「東京ディズニーランドで集団万引きがありましたが、わたしたち教員はどのように『やってはいけないこと』を指導していけばいいでしょうか、議論してください」でしたので、こちらの再現を紹介したいと思います。なお、勉強会にご参加された方は、ナマでご覧になっていたのでよくわかると思われますけれども、各回討論の終了後には、討論の反省的議論がつづけられており、そこでも建設的なご意見やアプローチの仕方についての意見が多々あり、ワタクシといたしましても、すごく刺激を受けております。
 討論の再現は、第132回の議論を採用し、他の開催の議論で登場したご意見を簡単に紹介する方法をとりますね。このテーマに挑戦してくださったのは7名の方であり、時間は15分です。
 まず、Aさんがテーマを確認し、テーマの本質を探り出す発言をされました。すなわち、一番尋ねられていることは「やってはいけないこと」に対する厳しい指導の在り方であって、万引きのほか、恐喝、薬物乱用、喫煙など警察沙汰になる他の「やってはいけないこと」は多数ある、そうした諸事件に対して、わたしたち教員は強く指導する姿勢が、議論の前提になるのではないか、ということです。この提起を受け、Eさんも、教員は事勿れ主義に堕すのではなく、「やってはいけないこと」に毅然として対応するべきであり、髪を染めることに対しても、それがなぜダメなのか理由を示しつつ指導するべきではなかろうかと指摘されました。
 Fさんは、「わたしたち教員はどのように『やってはいけないこと』を指導していけばいいでしょうか」の「「わたしたち教員は」に力点をおいて、身近におりしつけの主役である保護者が「やってはいけないこと」について指導するのは当然であるが、客観的に指導できる教員が厳しく叱るのも大切であると述べられます。「やってはいけないこと」を行為した理由についても深く考えさせる指導をするべきであると付け加えられました。Dさんは、大人である教員が子どもに「やってはいけないこと」について伝えたとしても、子どもの理解を得るのはすごく難しいことだとしつつ、事件が起こった後の対応策をどうするかも教員の仕事ではないかと発言されました。
 Bさんは、未然の防止策に力を入れるべきで、「集団ならやってもいいか」との意識を破棄するよう指導し、児童生徒に徹底した自覚を持たせるよう指導したいと抱負を語られました。Gさんも、「やってはいけないこと」を具体的に児童生徒に示し、叱る指導を実践する旨述べられました。Cさんは、指導の際、教員間の共通理解が重要で、児童生徒の間で指導上の混乱が起きないように注意するべきであると指摘、かつ、なぜやってはいけない行為なのかを十分考えさせるとご意見されました。
 Aさんは、FさんとDさんの述べられたことを踏まえつつ、保護者との共通理解を得ることは大切であるといわれます。この点、Fさんは、現代における父親像の変質(崩壊ですね)を取り上げられ、「おやじの会」との連携など、「ダメなものはダメ」といい切れる連携的指導も取り入れるべきであろうとご意見を提出されました。
 Fさんは、しつけは保護者の仕事であるが、保護者にも様々な考え方があるといわれます。たとえば、「うちの子が万引きをしたのは、他の子にそそのかされたからや。うちの子に責任ないで」といったことをいう保護者もいることを指摘し、教員が第3者的視点で指導するにあたって苦しい場面もあることを語られます。また、万引きなどの「やってはいけないこと」を、合理的に児童生徒に対して説明するのも効果的であるとし、物を売る仕組みを総合学習などで学習させ、倫理観の形成の一助とするご意見を述べられました。経済の仕組みを学ばせ、生活するということの意味を考えさせる、物を盗ったら誰が困るのかを考えさせるということでした。ビデオの活用もいいかもしれないと授業の方策についても述べられます。こうした実生活、労働あるいは経済的価値から考えさせるご意見は、水曜会や第133回の議論でも登場しました。
 Gさんも、Fさんの意見を踏まえながら、頭でわかっていても身体でわかっていない児童生徒が存在することを指摘され、児童生徒の様子は社会を映し出す鑑であって、地域の大人への啓発も大切であると述べられます。この観点からは、Cさんが、学校安全、地域の児童生徒の非行に対する「監視」ができるような体制ということを話題にされました。Dさんは、地域との連携に関連し、大人も児童生徒から信頼が得られるようなコミュニケーションに努めるべきであり、児童生徒が大人から素直に注意を受けられるような環境はできないものかとご意見されました。
 ここでAさんは、Fさんのご意見を受けつつ、もう少し「やってはいけないこと」の中身とそれへの指導を考えましょうと振られて、結局は、他人の気持ちを考えないで行為すると、「やってはいけないこと」になってしまうと述べられ、体験活動の重視と教員が真剣に怒ることを再度強調されました。Bさんは、真剣に叱ってくれる大人の存在、教員の存在に触れられ、「やってはいけないこと」をするのは、児童生徒がある意味で「物足りない感」を感じているからではないかといわれます。すなわち、自己肯定感の不足が、「やってはいけないこと」に走らせる根拠ではないかということです。
 ここでタイムアップ。いかがでしたでしょうか。
 討論をはじめる前に、ワタクシの方から、口に出してテーマを述べます。しかし、勉強会におきまして、討論のテーマは、紙に書いて先に示しています。ですので、視覚的に情報(お題)が先にわかることになり、テーマを分析し、自分なら何をいおうか考えてしまいます。このときにテーマの意図を正確につかまないと、変な方向にいってしまいます。
 今回のテーマは、2つに分かれます。「東京ディズニーランドで集団万引きがありましたが、わたしたち教員はどのように『やってはいけないこと』を指導していけばいいでしょうか、議論してください」は、「東京ディズニーランドで集団万引きがありました」と「わたしたち教員はどのように『やってはいけないこと』を指導していけばいいでしょうか」になるわけですけど、前半部分はあってもなくてもいいのです。テーマで議論してほしい本質は、「教員はどのように『やってはいけないこと』を指導していけばいいでしょうか」なんですよね。そうだとすれば、教員の真摯な生徒指導の能力、その形成の仕方が中心となり、実は地域との連携などはあまり議論する必要がないのです。ここを捉え間違えますと、テーマからはずれた「航海」になります。たとえば、万引きの話題ばかりになってしまうと、これはアカン討論になりますし、いわゆる3者連携の議論だけになると目もあてられません。最近では、3者連携が魔力を持ち、どんなテーマの討論でもこれに触れない受験生はいないほどですけど、立ち止まって考えてみて、今回のテーマで、このことに触れることが有効なのかどうか。「わたしたち教員は」とあるように、主体が自分達であることを前提に議論を積んでいかないとダメなわけです。
 しかも、万引きはひとつのケースであって、「やってはいけないこと」の中身は、Aさんが触れられたように、薬物乱用、喫煙だけでなく、いじめもそうですよね。こうした具体的な事象を挙げれば、「やってはいけないこと」が鮮明になるし、そのためにワタクシ教員が生徒指導の能力を発揮するにあたってどんな方向があるのか、たとえば、他の議論ででてきましたが、毅然とした指導=ゼロトレランスや、叱ると怒るの指導の違い、学級集団においてお互い自発的に悪いことを悪いと注意できる雰囲気と勇気の形成、学校の組織的対応において個々の教員の位置を考えるなどが、もっと議論されていいと思われるのです。
 連携ということでは、関係諸機関との連携すなわち警察との連携という意見もありました。また、学校カウンセラーとの連携も。しかし、これも「連携」なのであって、教員として何をするかについての具体性に欠けることは否定できないでしょう。
 ところで、法に触れることと道徳性との関連を議論することも、このテーマに適しています。とすれば、道徳の時間について、上の文字起こしで登場しなかったのは、マイナスポイントとなるのではないでしょうか。いわゆる「連携」に目がいくあまり、道徳的実践力の養成を指摘できていないのでは、担任をすることができるかどうか。
 このほか、叱るタイミング、軽はずみな行為がもたらす結果、行為の結果、学級・友達に迷惑をかけること、自己中心性からの脱却をめざす指導、心の教育、社会的にモラルが低下していること、などが、他の回における、主に登場したご意見でした。
 個人面接については、パーソナルな情報に触れることになりますので、いつものように、ここでは割愛しますね。
 あすは、大阪府ほか一次通過の発表です。みなさまの「通過」(合格ではありません。合格はG判定がでてこそ、つかう言葉ですから。ワタクシは、1次だけ受かったって、ほとんど意味がないと思っています)を祈念しています。
 神奈川、川ア、横浜につづいて、東京、千葉、そして関西では京都府の「通過」の報告受けています。兜の緒を引き締めてくださいね。
(8/7)

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昨日、「今月22日の第10回水曜会にキャンセルありました」とご案内いたしましたが、早速にご応募いただきありがとうございました。22日も満席になりました。
 あす、あさっては、JR大阪近辺、JRなんば近辺にて、勉強会を開催いたします。ご参加のみなさま、よろしくお願いします。集団討論を2題、個人面接の練習をいたします。エントリーシートなどをご持参ください。個人面接は、希望者が多くなると予想されます。みなさま、譲り合いの精神にてお付き合いいただけるよう、お願い申し上げます。場合によりまして、集団討論を1題にし、個人面接の時間にあてることも考えております。
 もうすぐ、大阪の発表ですね。これは、1次「合格」ではなく、1次「通過」です。みなさまにあっては、1次通過燃え尽き症候群に陥ることなく、言葉の本来の意味で「合格」を得られるよう、祈念しております。
 厳しくいいますと、1次だけ「通過」しても意味ありません。飽くまで「合格」めざしてご努力を重ねられてくださいね。
 ここ最近、現役大学3回生の方(つまり春から4回生の方)からの勉強会へのお申し込みが増えております。ありがとうございます。ただいまですと、勉強会メンバーからイロイロな情報や勉強の方法などアドヴァイスいただけます。
 勉強会終了後の珈琲会のみのご参加も受け付けています。こちらは、各開催日の夕方17時頃からとなります。勉強会は満席でも、こちら珈琲会はいつでも参加できます。もちろん、珈琲会のみの参加は無料。ただし、ご自身の注文される珈琲代はご負担ください(笑)。ワタクシは、ほとんどいつもコーヒーフロートを注文するんですが、450円だったかな。
 どんな感じかな、とお思いの方は、メールくださいね。折り返し、ご案内差し上げます。来られれば、イロイロな資料類や今年の1次試験の問題など、ご覧になれます。
 はじめて来られる方は、「変な宗教ちゃうの」とか、「何か売りつけられるのちゃうの」とか、「女性一人で心配」とか、イロイロとお考えだと思いますが、まあ、そこはサイト運営などから判断いただいて、信頼を感じていただくほか、こちらの手立てはありません。現在のメンバーは、講師の方、ママさん、大学生と多様な立場の方にご参加いただいております。大学生も、関西の国公私立大学からご参加いただいております。
 どうぞよろしくお願いします。
(8/3)

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昨日は、第9回水曜会に満席ご参加いただき、ありがとうございました。昨日は、集団討論を2題、個人面接を4名の方に実施いたしました。この時期、個人面接を希望される方が多くなり、勉強会の運営の仕方にむつかしさが出てまいりました。個人面接は、どうしても時間がかかり、全4時間におきまして、4人が精一杯となります。もちろん、集団討論を1回だけにして調整をとることもできます。第134回の開催は少々人数が増えますので、どのように対応しようかと、いささか悩んでおります。
 「オブザーブするだけでも勉強になる」とはいっていただいていますが、それはこちらとしても心苦しい感があります。みなさまのご要望と現実をどのように調和していくか、ご異論はあるとは思いますが、ご協力を仰ぐ次第であります。
 昨日の討論2題は、第132、133回の勉強会でも採用するテーマですので、公開を控えますね。
 みなさま懸案の2次エントリーシートについてお知らせします。2次のエントリーシートは、昨年と同じ事項ばかりとはかぎりません。ただ、分量的にはA4版の大きさであることは間違いないでしょう。エントリーシートの添削は、エントリーシートそのものが府2次筆答試験日である今月18日に配布されますので、それ以降の土日の珈琲会(これは、勉強会後に開催している情報交換の場です。参加は自由。どなたにも開放しています。もちろん無料です)、たとえば、今月25日の珈琲会などで実施します。
 また、メールでも受け付けます。その場合は、上にあります「2次試験対策 有料・論作文添削・面接個票添削の受付」をクリックしてください。これは、勉強会に参加している方でも、参加していない方でも、受け付けております。いままで、様々な受験生のエントリーシートを100枚以上みてきたワタクシです。よろしければ、ご活用ください。有料論作文も、かなりお申し込みいただいております。東京ほか、1200字の場合でも料金は変わりません。
 今月22日の第10回水曜会にキャンセルありました。1名の募集です。みなさまからのご応募、お待ちしています。
(8/2)

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前回勉強会におけるもう一つの討論の模様をお伝えします。テーマは、「保護者との信頼関係の作り方について議論してください」でした。このテーマに、15分間で6名の方が挑戦されました。こちらのテーマの議論も、全21発言というように、みなさん活発にご意見を出され、おもしろいものとなりました。仮にA〜Fさんとして、再現を試みます。
 まず、Dさんがテーマを確認しつつ、保護者と学校が同じ方向を向くことが何より大切との趣旨を述べられ、学校が教育方針の説明をすることからはじめたいと口火を切りました。Cさんもこれに同意し、学校の方針を伝えるとともに、学校における児童生徒の様子をも、学級通信などを介して伝えたいとご意見を提出されました。その際、席替えなど小さな出来事でも載せていくのがいいのではないかと指摘しつつ、記事に載らない児童生徒の保護者は疎外感を感じる場合もあるので注意が必要とは、Eさんの発言です。Bさんは、現在、携帯電話を持参してよい学校にお勤めですけれど、こうしたルールなどもキッチリ保護者に浸透するべく学校方針を伝えるべきだし、さらに、登下校における安全面に配慮し具体的に指示することも、保護者との信頼関係を形成するのに大切なポイントであろうと付け加えられました。
 Fさんは、学校で懇談会が行われるときに児童生徒の学校生活を応援し盛り上げていくような提案をどしどしすることが、信頼を得られることになると指摘されます。Aさんは、一人ひとりの児童生徒が楽しく学校に通えることこそ、信頼形成に最も重要ではないかとお考えでした。
 ここで参加者一巡しましたが、Dさんは、学校の方針を伝えた後、包み隠さず学校の情報を開示し、提供することが相互の信頼関係を深くするとまとめられました。
 ここで、これまで登場した意見を踏まえ、それを深める方向と、新しく気付いたご意見とで議論が進んでいきます。、Eさんからは、家庭訪問で児童生徒が学校ではみせない様子をも把握し、児童生徒一人ひとりに見合った指導をすることが信頼関係を強める方策であると述べられました。Bさんは、Aさんが述べられた「楽しく通う」というご意見に刺激され、文化祭や体育祭など児童生徒と保護者が楽しめる行事に学校が力を入れるのもよいとされます。こうした信頼関係を深める多様なご意見が登場する中、Cさんは、学校に無関心な保護者も存在することを指摘、それは、場合によっては児童生徒のところで学校が伝えたい情報が止まっている可能性もあるということでした。Cさんによれば、児童生徒がプリントを保護者に渡さないばっかりに、信頼関係が崩壊することもあるそうです。Cさんは、ここで、理不尽な要求をする保護者とどう関係を結んでいくべきか、問題提起されました。
 Aさんの、これに対する回答は、学校でできることと、できないこととをちゃんと理解してもらうことに尽きると述べられます。だから、教員が一体となってこうした理不尽な要求には組織的に対応を考えるのが正しい道ではないかとご意見されました。Dさんは、こうした理不尽な要求も、結局は学校の方向性を保護者に伝え切れていないところから発生するとお考えであり、「開かれた学校」を推進し、保護者だけでなく住民の学校参加を期待するといわれます。具体的には学校開放日を設け、普段の授業をみてもらうことなどを想定されています。Fさんは、ただ学校に来ていただくだけでなく、こちらから地域との関わりを積極的に作っていくべきではないかとご意見されました。自ら足を運ぶ姿勢が評価を受けるとお考えなわけですね。
 Bさんは、このことを実習の経験から具体的に語られます。すなわち、PTAのバレーボール大会に先生が参加し、保護者と密接な関係を形成する場面をご覧になったということです。これは、単に教員と保護者の密度が高まるだけでなく、保護者同士の交流も深まり、学校が、地域と保護者とを接続するセンターとなっている例であるとまとめられました。Eさんは、教員と保護者が夜に集まり、どのような行事をするか考えたことがあると語られ、夏休みのサマーカレッジのことを発言し、かつ、コミュニティスクールの実態を簡単に報告されました。
 Dさんは、親学ということについてあらたに切り込み、これを提供する場として学校が一肌脱いでもいいのではないかと述べられます。保護者と一体化していく学校という視点です。このほか、小さなことでも電話で連絡をとることが必要とDさんはいわれます。Aさんは、この親学に関連し、教員が一人の保護者に直接なんらかの意見を申し上げると、こじれることもある、だから親学「講座」で複数の保護者の前で注意的意見をいうことが、その回避策になると指摘されました。Cさんは、たとえばPTAの方々に学校に対する要望をまとめてもらって、それを生かす道を探るよう学校ががんばるべきであろうと発言されました。
 こうしたやりとりの後、Bさんは、保護者から学ぶこともいっぱいあるとし、ボランティア活動への協力要請や、総合学習における特別講師としての招聘などを通して相互理解することが、信頼関係を深めると指摘されます。
 Eさんは、講師の経験から、反抗的態度をとっていた児童生徒の理由が家庭訪問から理解できたと述べられ、保護者との連携が児童生徒の抱える問題の解決に有効であると実践的に語られました。家庭訪問は、自分の児童生徒が学校で何をしているのかの情報提供の意味もあるとFさんは指摘され、細かく連絡をとることが大切であるとされます。Fさんは、このほか、授業力のことについても触れられました。それを伸ばすことが、保護者の信頼を得られると考えられたからです。最後に、Dさんが、児童生徒一人ひとりをしっかりみる目を養い、きちんと保護者に報告する力量が、わたしたちに期待されていると述べられ、議論は終了しました。
 さて、いかがだったでしょうか。双方向のかかわりが議論にあらわれていて、よろしい討論になっていたのではないかと評価できます。水曜会の討論でも、数点、同じようなトピックがありました。このテーマでは、いい意味でも悪い意味でも、議論の内容は似たり寄ったりになりがちです。新鮮な意見をどのように構築するか、ですね。さらには、そうした性格のテーマだからこそ、発表会型にせず、積み重ねていく討論に仕上がると、グループとして有利になるのではないでしょうか。
 本日、水曜会にご参加されるみなさま、がんばってくださいね。
(8/1)

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